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GIMブログ(あくえりの暢気にジェネラル)

JCHO東京城東病院総合内科の森川暢によるブログです。日々GIMに関するネタを書く予定です

造影剤腎症 生理食塩水予防効果 RCT

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)30057-0/abstract

 

Prophylactic hydration to protect renal function from intravascular iodinated contrast material in patients at high risk of contrast-induced nephropathy (AMACING): a prospective, randomised, phase 3, controlled, open-label, non-inferiority trial

 

P eGFR:45〜59 mL /分/1.72m² (糖尿病 or >75歳、貧血

、循環器疾患、NSAIDS、利尿薬)  or eGFR:30から45mL /分1.72m²
eGFR 30以下、腎代替療法ICU患者、緊急の造影CTなどは除外
I    生理食塩水による予防投与をする
C 予防投与を行わない
O 造影剤腎症の発生
非劣性試験 open-label  
前向きのRCT
数は足りている

下記の表からもベースラインは両群で変わりなし
比較的高齢者が多い傾向

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●結果

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造影剤腎症発症は両群で変わりなし。

 

 

心不全は明らかに生理食塩水群で多い

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コストも生理食塩水群で高い

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●結論

今回のinclusionに当てはまるような待機的造影CTで、腎機能障害が比較的軽度であれば、生理食塩水の予防は必ずしも必要ないかもしれない。