GIMブログ(あくえりの暢気にジェネラル)

JCHO東京城東病院総合診療科の森川暢によるブログです。総合内科と家庭医療が融合した、病院総合医の理想像を追い求めています。夢は、理想的な病院総合医のシステムの確立と普及です!今日の時代におけるGIMは、診断学や内科マネージメントに加えて、家庭医療学を専門にする必要があると考えています。このブログでは徒然なるままに思うところを書いていきます。

絆と病院総合医の両輪

今週末はあっという間に過ぎ去りました。

土曜日は日直でした。救急は全然来ませんでしたが、総合内科の全患者のチャート回診およびベットサイド回診を行い、いろいろ病棟の仕事をしていました。

今更ながらに、病棟が好きなんだと思います。最近は、訪問診療も面白いなと思いますが、やはり一番は病棟が面白いです。

日直が終わったあとは、初の関西と関東の合同若手医師フェデレーションに参加。懐かしい仲間たちと旧交を温めました。

ウルトラマンネクサスに絡めた締めの言葉も述べさせていただきました。ネクサスの名言、絆は光だとは恥ずかしくて言えませんでしたが、絆は大切だと本当に思いました。

関西と関東の若手医師フェデレーションのスタッフが交流ができて本当によかったです。準備をしていただいた皆様、ありがとうございました。

その後、懇親会には参加せずに新幹線に伸び乗り京都へ。

弟の家に泊まり込んで、しこたまお酒を飲んで寝て、本日は日曜日。

音羽病院のJHNセミナーで不明熱の勉強をしました。

酒見先生の症例検討会から始まり、神谷先生、上田先生、西澤先生の不明熱レクチャーと盛りだくさん過ぎて、とても勉強になりました。

改めて知識の整理が出来てよかったです。

いろんなホスピタリストの先生方と旧交を温めることもできたり、新たな出会いもあったりでとても意義深い会でした。

そこで偶然、会った家庭医のM先生に車に乗せていただき、そのまま近畿ポートフォリオ発表会に連れて行ってもらいました。

実は、ポートフォリオ発表会ははじめての参加でしたが、家庭医の後期研修の先生方の考察が非常に深くて勉強になりました。

音羽で一緒に救急研修をした後輩の先生がとても立派になっていて優秀賞も取っていて感慨深いものがありました。

知り合いの先生も大勢いて、非常に居心地がよい環境でした。

また、病院総合医っぽいポートフォリオやリハビリのポートフォリオもあって、とても面白かったです。

そして、病院総合医の大先輩である川島先生の講演も聞けて、大満足な一日でした。

川島先生の講演を聞くと、自分も頑張らないといけないなと元気が出てきました。

僕自身、GIMも家庭医療も両方かじっているということもあるので、絆が広がり個人的にも役得だなーと改めて感じています。

音羽で再開したホスピタリストの指導医が一から家庭医医療研修を開始しているという話を聞きましたが、とてもイキイキとされていました。

GIMと家庭医療は、病院総合医の両輪なのかもしれません。

家庭医療・総合診療研修をしたあとに、GIMとして病院で働くことはとても意義深い気がしています。

川島先生も同じようなことをおっしゃっていました。

逆に、病院総合医、ホスピタリストを目指す場合は、診療所や小規模病院での研修、家庭医療的な考え方を学ぶことも同様に意義深いと思います。

このように絆が広がっていくことは、ありがたいなと思いつつ、明日の仕事に向けて東京に帰ります。