GIMブログ(あくえりの暢気にジェネラル)

JCHO東京城東病院総合診療科の森川暢によるブログです。総合内科と家庭医療が融合した、病院総合医の理想像を追い求めています。夢は、理想的な病院総合医のシステムの確立と普及です!今日の時代におけるGIMは、診断学や内科マネージメントに加えて、家庭医療学を専門にする必要があると考えています。

読書感想文 インナーコンサルテーション

https://www.amazon.co.jp/Inner-Consultation-内なる診療-草場-鉄周/dp/4904865146

 

フェローシップの課題で、読んだ本です。

正直、とても読むのに時間がかかり大変でした。。

読み終わるのに要した時間は、普通の本の2-3倍だったと思います。

読み終わった瞬間、長い旅が終わったような寂しさと、新たな旅が始まるような高揚感が入り混じった不思議な気持ちになりました。

この本の内容を一言で言うことは難しいです。

言葉で言えば、応答脳と構成脳、5つのチェックポイントというのがキーワードになると考えています。

とはいえ、それも言葉で説明することは本当は難しいのかもしれません。

本の中に書かれている課題を実行したり、本を読むこと自体で、自分が変わることが実感できる。

そのような不思議な本です。

日々の医療面接で、より患者さんの顔色が見えたり、あるいは内なる声に耳を傾けるようになることが出来るようになった気がします。

もちろん、ベテランの家庭医の先生には遠くは及びませんが。。

この本の旅の最後を飾るのは、日本の俳句と禅です。

一周して回り、元に戻ってきたような不思議な気持ちでした。

「いまここ」という言葉が非常にしっくりきました。

難解な本ですが、総合診療に携わる方には是非、一度読んでいただきたいと思いました。